6つの特色
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体育遊び
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漢字遊び
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立腰教育
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食育教育
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睡眠相談
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報恩教育
その他、虹組からは外国人の先生による「英語遊び」 歌や楽器を通して子ども達の感性を育む「音感遊び」 絵を描くことで子ども達の感性を育む「アートタイム」 ボールを使って楽しむ専門講師による「サッカー教室
」などもあります。日程は園便りでご確認ください。
体育遊び
子ども達の身体面、精神面での健全な発育を促し、自ら自分の安全を守る力、大きな危険を防ぐ力を身に付け、全力を出す楽しさや夢中になり達成する満足感を味わい自己肯定感を高めて欲しいと願い、毎朝体育遊びを行います。
体育遊びは押し付けや技能訓練ではなく、子ども達の自発性を活かし、楽しく、熱中して取り組める活動でなければなりません。また、子ども達の発育が偏りなく進み、様々な欲求を満たすため多くの分野の遊びが経験できるよう計画を立て取り組んでいます。
体の力みの強い人は怪我しやすいと言われています。そのため、子ども達が自分の体をコントロールする事ができ、力みが取れるよう体育遊びに取り組んでいますが、遊びの中で擦り傷やたん瘤を作る事が多々あります。大切なお子様をお預かりしている以上、安全面には最善の注意をしておりますが、軽微な怪我は子ども達自身が大きな事故を防ぐ<安全能力>を身に付けるためのかけがえのない経験です。この経験が少ないと危険を予測したり、避けたりする能力が育ちません。大きくなり一人立ちする子ども達の姿を想像し、是非おおらかな気持ちでお子様の成長を見守って頂けたらと思います。
私達はこのような事を心掛けて体育遊びを行っています
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説明は短く、わかりやすく、なるべく座らせない
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すぐにできる活動から始め、楽しさで熱中できるようにする
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伝えたい事、教えたい事は遊びながら伝える
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個人を瞬時に、具体的に褒める
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劣等感の発生を防ぐ
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子ども達の息づかいやリズム、テンポを意識する
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遊びの内容を指導者の得手、不得手で決めない
漢字遊び
子ども達が、成長の過程で身に付けなくてはならない能力はたくさんあります。
その中で最も大切な能力の1つに「言葉の能力」があります。どんな学問をし、どんな仕事に就いたとしても、その方面の古今東西の書物を読み理解する事は必要不可欠です。また、人に自分の考えを伝え、相手と分かり合うためには、やはり言葉を使ったコミュニケーションが中心になります。日本人にとっては母語となる日本語の能力を適切な時期に最も良い方法で身につくようにするのは、周りにいる大人の役目です。豊かな言葉は豊かな心を、美しい言葉は美しい心を育てます。その考え方を元に昭和28年より長年の実践を通して提唱されている<石井式国語教育>を当園では漢字遊びの中で取り入れています。
漢字というと難しいイメージですが、実は仮名よりもやさしく理解しやすいものです。
仮名は読んですぐには、なかなか意味がわからないと思います。仮名は意味を持たない「表音文字」だからです。
漢字は音と意味の両方を兼ね備えています。仮名書きではわからない事が漢字仮名交じりで表記をすれば理解できます。音と意味を兼ね備えた漢字は音だけの仮名よりも理解しやすいのです。
漢字のほとんどはいくつかの部首が組み合わさってできています。各部分の読み方や意味を知っていれば、知らない漢字でも推測して読む事ができます。
このような分析や推理によって、子ども達の<考える力>を育む事ができます。
幼児の記憶の方法は、理屈抜きに丸ごと覚える方法で「機械的記銘」といい、「丸暗記」と言い換える事もできます。0~3歳をピークに7~8歳までが最も高いため、言葉の教育にはこの時期が最も適しています。海外に移住した家族の中で最初に外国語を覚えるのは1番小さな子どもです。
しかし、この「機械的記銘」は8歳を過ぎると次第に低減すると言われており、この頃から子ども達は物事を理屈で理解して覚えるようになっていきます。この「論理的記銘」の能力の伸びは0~8歳までに、どのくらい脳を刺激したかによって大きく異なってきます。「機械的記銘」の能力が高い時期に多くの言葉に触れておく事が、その後の言葉の能力のために重要です。また幼児期に多くの言葉に触れる事ができた子どもは「機械的記銘」の能力も低減することなく保ち続ける事ができると言われています。
当園では、子ども達が漢字を”覚える”のではなく、遊びの中で楽しみながら漢字や多くの言葉に”触れられる”よう0歳児から漢字遊びを行います。
立腰教育
「立腰」とは読んで字のごとく腰骨を立てるという事です。
2~5歳児の子ども達は毎日ホールに集まり、正座での立腰を、漢字遊びの中では全クラスの子ども達が椅子に座っての立腰を行います。
立腰は先生の「腰骨立てましょう」の掛け声で始まります。子ども達は半分椅子に腰掛け、床に両脚を閉じてつき(正座の場合は綺麗に座り)静かに目を閉じます。
保育者は子ども達の腰骨に優しく触れ姿勢を整え、両肩の力を抜き、最後に顎を引き頭の位置を整えます。この時に保育者は「大好きだよ・上手だよ・頑張っているね」という気持ちを込めて腰骨に触れるようにしています。最初は足が痛かったり、落ち着かなかったり、目が閉じれなかったり、モゾモゾ動いてしまう事もありますが、繰り返しの毎日の習慣の中で次第に腰骨を立てる心地良さを感じられるようになっていきます。そうすると普段の生活の中でも自然と腰骨を立てる事ができるようになっていきます。
腰骨を立てると良い事がたくさんあります
1.やる気が起こる
2.集中力がつく
3.持続力がつく
4.行動が俊敏になる
5.内臓の働きが良くなり健康的になる
6.精神・体のバランスがよくなる
7.身のこなしや振る舞いが美しくなる
食育教育
食事は健康の元、栄養バランスが身体づくりに大切な事は誰しも知っている事です。
乳幼児期は盛んに細胞分裂が起こるので、この頃の栄養摂取の内容は、後々にも影響を与えます。また、この時期は体の基礎を作り、一生を通しての食事のリズムを作る重要な時期でもあります。
当園では栄養士による食育指導、クッキング体験、野菜作り、収穫など、生活と遊びの中で子ども達が好奇心を持ち、食に関わる体験を数多く積み重ねる事で「食事」に意欲的になり、「食事」を楽しめる環境を作ります。
0.1歳児は安心できる保育室で、2~5歳児は給食の先生と直接関わる事ができる保育園のレストラン<ランチルーム>での食事を通して、仲間と一緒に食べる楽しさを味わい、仲間との基本的信頼感を確認し合いながら、人間関係での安心感や信頼感の基盤を作ります。
また、園での食事を通して、飲ませてもらう、食べさせてもらう事から自分で食べる事が出来るようになり、食事の準備や片付け、食事中のマナーなど子ども達の成長のプロセスを大切に「食事」の素晴らしさ、大切さを子ども達に感じて欲しいと思います。
当園の給食の特徴
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子ども達の咀嚼や消化、吸収能力に合わせた給食です
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食品本来の味を大切にし、薄味を心掛けた給食です
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子どもにとって、おやつも食事の1部です。
給食とおやつで1日の栄養量の50%を補います。 -
子どもに害のない陶器を使います
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食中毒防止の衛生管理を徹底しています
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食育推進計画、毎月の献立を作成しています
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アレルギーのお子様には除去食を提供しています
※アレルギーのお子様については、保護者様と栄養士での面談をお願いしております。
睡眠相談
当園では、理念にも掲げているように、「睡眠」も子ども達にとって重要なものであると認識し、子ども達の睡眠リズムを保護者の方と協力して整えていきたいと思っています。
「睡眠」は体を休めるためだけのものではありません。「睡眠」は脳を守り、成長させるためにも重要なものです。新たな体験を学習、記憶したり、今日経験した事を何度も再生し、知識を増やす役割もあります。また、成長に欠かせないホルモン、メラトニンは夜になると分泌され、1~5歳までが最も多く分泌されます。
乳幼児期の睡眠の乱れは子ども達の運動能力や言葉の発達を遅らせ、注意欠陥多動性障害(ADHD)やコミュニケーション障害をもたらし、自閉症とよく似た症状が見られる場合もあります。
子どもの頃の睡眠の乱れは大人になるまで持続する場合が多く、肥満や生活習慣病、うつ病などの発症率が高まると言われています。
睡眠の乱れは子どもの心身の発達に重要な、遊びや食事にも影響を与え、子ども達の将来にまで大きな問題として発展する可能性があります。
お家での睡眠のプチポイント
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「早寝・早起き」ではなく「早起き・早寝」を意識してください
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起きるとすぐに日光を浴びるようにしてください
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部屋は暗くして睡眠するようにしてください
1~2週間程で子ども達の体内時計は徐々に朝方に変わっていきます。「早起き」すると活動の意欲も高まり、自然と「早寝」に繋がります。
また、明るい環境で眠っても脳は覚醒したままなので深い睡眠になりません。成長ホルモンの分泌に悪影響が出てしまいます。
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<睡眠時間の目安>
報恩教育
報恩の意味
「報恩」という言葉は<恩に報いる事、恩返し>という意味を持っています。
当園ではこの「報恩」を「感謝」として捉え、美しい日本の言葉と共に子ども達の「感謝の心」を育てたいと思います。自分の先祖はもちろん、まわりの人や物を大切に想う気持ち、「有難う」と素直に言える心をずっと忘れずにいて欲しいと願っています。
毎朝、みんなで合唱をして「報恩の言葉」を唱和します。
報恩の言葉
おじいさん、おばあさんをいたわり
お父さん、お母さんに感謝し
お兄さん、お姉さんを敬い
弟、妹を大切にし
いつも「はい」と言える
明るい心になる事を
ご先祖様にお約束いたします
ありがとうございます